奇跡の扉

 初出:1999/10/12 Key SS掲示板 No.21806

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●注意!
・このSSは、自分の奇跡に対する考えです。
・このSSは、ラブラブでもほのぼのでもシリアスでもありません。でも、痛い話
 でもありません。
・もしかしたら、このSSを読んで不快感を覚える方がいるかもしれません。あら
 かじめ警告しておきます。
・意味不明である可能性が非常に高いことを、お断りしておきます。
・それでもよろしければ、お読みください。
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   奇跡の扉


 その日……俺は足取りも重く部屋に戻ると、ベッドに倒れ込んだ。

 そのまましばらくじっとしてる。
 時計の音がやけに耳障りだ……。

 チッチッチッチ……

 メトロノームのようなその音に身を任せていると、脳裏に一人の少女の姿が浮かぶ。


 泣きながら土を掘る
    /
 部屋で膝を抱える
    /
 日に日に人間らしさを失う
    /
 不治の病を笑顔で押し隠す
    /
 夜の学校に一人たたずむ

 少女の姿が。


 俺は……何が出来るんだ……何が……。

 答えのない問い。

 けれど……


「祐一君/祐一/祐一っ/祐一さん/……祐一」


 不意に声が聞こえた。

 幻聴かもしれない。

 でも俺には聞こえた。


「ボク、祐一君と一緒に遊びた[い/かった]よっ」
    /
「わたし、祐一と一緒に暮らした[い/かった]よ」
    /
「真琴は、祐一と一緒にいた[い/かった]っ」
    /
「私、祐一さんと一緒に生きた[い/かった]です」
    /
「……私は祐一と一緒に住みた[い/かった]」


「俺も……」

 聞こえるかどうかわからない。でもあえて口に出す。

「俺もそう[だ/だった]よ」



 ガチャン



 その時、確かに俺には聞こえた。

 扉が……

 奇跡の扉が音をたてて[開く/閉じる]音が。



「そう……だな……」



 そして俺は立ち上がり歩き出す。

 すべてを[始める/終わらせる]ために。



-終-


解説、または後書き 

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 あなたの中の扉は開いてますか? 

 そしてあなたはどちらに向かって歩いていますか?
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 という後書きを、SS掲示板で書きました。

 僕の目指すところは、ひたすら前です。

 もちろん、後ろを振り返ることもあります。でも、それにとらわれては
いけないと思っています。


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