Airプレイレポート

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  ども、ファンゴルンです。

「しっぽ真琴よぅ」

 さて、今回は Key の新作 Air のレポートでもしてみましょうか。

「えー、なんでそんなこと、わざわざするのよぅ」

 うーん。何でだろうね。
 本来なら、こうやって感想なんか書いても意味がないのは、自分が良く知ってる
んだけど……。
 まぁ、記念、かな?

「きねんーっ? Kanon の時は何も書かなかったのにーっ」

 だからなおさら、かな。
 やっぱり Air はそれだけ衝撃の大きい作品だったからね……。

「そなんだ……あぅー……」

 何を困ってる?

「え? 何でもないわよぅ」

 ……まぁいいか。では早速行ってみましょう。


●総評

 では全体的な感想ですが……

「いきなり全体なのぅ?」

 そう。まず全体をみて、そこから細分化していくから。
 で、感想ですが……。
 うーん……。

「なんで困ってるのよぅ。面白かったかつまらなかった、じゃないの? いつも自
分で、そう言ってるじゃない」

 いや、面白いことは面白かったよ。
 ただ、場面、というかシナリオによってはちょっといただけないのがあって……。
 だから Kanon との比較になると、Kanon の方が上かな、自分としては。

「あぅ、そなんだ……」

 なんでそうなったかの理由は以下においおい挙げていきますが、そちらは完全に
ネタバレの話になりますので、ステルスで書きます。

「ステルス? って隠すんだっけ?」

 そう。背景色と同じ色で書きます。
 ネタバレ覚悟で見たい人は、CTRL+A で選択するとかしてみてください。
 で全体的な感想続き。
 Kanon よりは下にはなるけど、相当に面白かったことには違いないです。
 何しろ、ゲームを始めた後、フルコンプまで一気にやりましたから。

「そうだったわねぇ。昨日は朝四時までやってたし……」

 止まらなかったんだよー、途中で。
 このゲームをやってる最中は、間違いなく時間を忘れてました。
 そう言う状態になるゲームは最近なかったからね。


●システムついて
 ではシステムについて。
 今回はなかなか面白い仕組みになってて、三人のヒロインの TRUE END を見ると
ゲームのメニューに「SUMMER」が追加されます。
 それもクリアすると、「AIR」が追加されます。
 「AIR」までクリアすると、本当にクリアしたことになります。

「なんか手間かかりそう……」

 手間はかかるね。でも仕組みそのものはなかなか面白いんじゃないかな。
 実際、「SUMMER」は、この話の根本に関わる「羽のある少女」についての話だか
ら。
 この手順はなかなか良かったです。
 ただ……「SUMMER」はそれでよかったんですが、「AIR」がねぇ。

「問題あったんだ」

 うん。僕が今回一番馴染まなかったのが、この「AIR」だから。
 詳細についてはキャラクタ別のところで書いておきましょう。


●画面効果等

 今回はメインとなるシーンに結構な枚数のイベントCGを持ってきてて、感情移
入を大いに助けていました。
 しかもその表示方法がかなり凝ってたりで。
 CGの枚数自体も、結構あったし、なかなかよかったです。

「みんな奇麗だしねっ」

 ただ……エッチシーンのCG枚数、もう少し増やしても罰はあたらないんじゃな
いかなぇ(^^;;
 まぁそのシーンが目的のゲームではないんですけどね。


●音楽

 やっぱり音楽はいつも通り、いい仕事をしてます。
 曲自体では「鳥の詩」が一番気に入ってます。
 歌詞もゲームそのものと良く合ってるし。

「一時期、こればっかり聞いてたもんね」

 ゲーム中の曲の使い方もよかったです。特に……
 「青空」の使い方は……インパクトがありすぎです。
 曲を聴いただけで涙ぐみそうになりますから。


●シナリオ&キャラクタ
○遠野美凪&みちる
 最初にクリアしたので、最初に持ってきました。
 えーと……なんていうか……非常に残念なシナリオでした。

「面白くなかったの?」

 あ、そーいうこととじゃなくて。出来が悪いとかじゃないんだ。
 みちるがねー。
 Lien の青葉と、かぶってるんだよー。

「そうよねぇ。人間じゃないし」

 口調とか性格も、かなり青葉に似てるし。
 自分がサポートすべき人間が大丈夫になったら、居なくなってしまう、ってのも
同じ。
 いなくなる場所が、学校の屋上ってのも同じ(笑)

「偶然なのかなぁ?」

 多分ね。
 ただ遊んでて、どーしても青葉の影が頭にちらついちゃって、なんか集中できな
いのよねー。
 っていうのが、残念だった点。
 だけど、みちるとの別れのシーンは、この件があっても、相当に感動した。
 ここのCGの使い方とかはよかったなぁ。

「あぅー、どのCG?」

 えーと……フェンスを挟んで、美凪とみちるが寄りかかっているシーンかな。
 この使い方と、その時のテキストがね。

「ふーん」

 あ、気になる点がもう一つあった。
 TRUE END ルートだと、エッチシーンがない、というのはなぁ。
 まぁ僕は最初に TRUE じゃない方に行ったんでいいんだけど……。
 なんか最初に美凪やって、TRUEに行ったら、このゲームって本当に18禁なのか
疑ってたところですな。

「あぅー、いいじゃないよぅ。それ目当てで遊んでるんじゃないでしょ?」

 いやまぁそうなんだけどね(^^;;


○霧島佳乃&聖
 なんていうか……Kanon の後継って感じのシナリオでした。
 奇麗にまとまったシナリオでした。
 気になるヒロインが居て、トラブルが降りかかり、主人公が助ける。
 前回の Kanon は全ヒロインがそういう状態でしたが、まさにその再現、かなぁ。

「あぅーっ、真琴は助からなかったわよぅ」

 いや、そうなんだけどね(^^;; でも主人公が色々手を尽くす、というシナリオだっ
たでしょ?
 佳乃のシナリオもそんな感じ。
 姉の聖さんも実にいい味をだしてますな。
 でもそれ以上にいい味を出しすぎてるのが……犬らしき生き物のポテト(笑)

「犬? ってこれ〜? どう見ても犬じゃないわよぅ」

 うん、ゲーム内の行動も、どう見てもただの犬じゃない。
 でも犬らしいのだ、これが。
 というか、Kanon の謎ジャムと並ぶ、Air 最大の謎になるんだろうな。

「あぅー、嫌な謎ねぇ」

 まぁ話を元に戻して……。
 なんか巷では酷評されているらしい。

「え、そうなの?」

 人の日記で観ただけだから良くわかんないけど。
 でも別にひどい内容とは思えないけどなぁ。


○神尾観鈴&晴子
 メインヒロイン……だよね。
 さて。何から書こうか。

「まず面白かったか、なのかなぁ?」

 うーん……。
 悪くはない……んじゃないかなぁ。
 ただこのお話、最後救われないのよ。ヒロインはおろか、主人公も。
 主人公は、ヒロインを助けようとして力を使って消えちゃうし。
 ヒロインも結局、運命の連鎖を止めることはできたけど、そこで力つきるし。

「あぅー、運命の連鎖とか力とか、よくわかんないー」

 ふむ……。
 では順を追っておさらいしていこう。

 まず、「DREAM」の観鈴シナリオ。
 実に言動が奇妙な女の子、美鈴と出会う主人公。
 その少女の家に居候しているうちに、その少女に興味を持ち始める。
 だが観鈴は、日に日に弱り始める。
 主人公は原因らしきものは見当がついたのだが、解決法もわからない。
 遂に観鈴が弱り切った時に、母親からの言い伝えを全て思い出す主人公。
 そしてその言い伝えのように人形に全ての力を託す。
 観鈴はかろうじて息をとりとめたものの、主人公は消滅してしまう。

「……ここで終わりなの?」

 そう、ここで終わり。実に中途半端。
 で、「SUMMER」シナリオ
 これはその「原因」に当たる部分の話。
 1000年前の、羽を持った少女の話。
 その種族は、記憶を持ったまま転生することにより、全ての事象を記憶している。
 だがその種族は絶え、人間として転生して行くこととなる。
 しかしその記憶が、夢として人間になだれ込むと、人間は壊れてしまう。
 これを助けるための一族が、主人公が持っている法力を持つ一族、ということに
なる……。
 そして現代、この壊れつつある人間が観鈴で、法力を持った人間が主人公、って
ことになるわけだ。

「すごい壮大な話なのねぇ」

 うん。
 この「SUMMER」の部分は僕もかなり気に入った部分。
 選択肢はまったくないけど、まぁ過去の話に介入は出来ない、ってことで納得で
きるし。

「じゃあAIRはどうなるの?」

 ……「AIR」は、「DREAM」の、裏の話になるんだ。

「裏? ってどういうことよぅ」

 「DREAM」は主人公の視点から描かれていたんだけど、「AIR」はその裏……つま
り、観鈴や晴子の側からの話になるんだ。
 ただ暫定の主人公は一応いる。
 「DREAM」の最後……主人公の最後の望み「時が戻って、最初からおまえと一緒に
居たい」が作り出した、主人公の転生したカラスがね。

「あぅ? えーと、最初の話じゃ主人公で、でも次の話じゃカラスで……じゃあ最
初の話にカラスはいたの?」

 いなかったよ。
 だからこそ僕は期待したんだ。
 「プレイヤーがこのカラスを操作して、ハッピーエンディングに主人公を導く」
 というゲームをね。
 だけど実際には……。

「違ったの? って違ったのよね」

 うん……。
 なんていうか……悲しい話が続くんだよ。
 最初の頃は観鈴の独白とか。
 なんであんな奇妙な応対を、初対面の主人公にとったのか、みたいな、主人公サ
イドからはわからない部分だね。

「それは面白そうじゃない」

 その独白が楽しければ面白いんだろうけど……。
 で、「DREAM」の最後。主人公がいなくなったその後。
 観鈴は一人で病と闘うんだけど……その様子がまた痛々しくて……。

「あれ? 治ったんじゃないんだ」

 単に症状を遅らせただけみたい。
 だから、また危険な状態に陥って……そこでようやくカラスが、自分のことを思
い出すんだ。
 そして……思い出してしまったために、人間としての思考を保ち続けることが出
来なくなってしまう。

「えーっ、どうしてよぅ」

 カラスの脳に人間の思考、記憶は負荷が大きすぎる、ということだそうだ。
 でもその最後の力を振り絞って、人形を操り、観鈴を元気づける……。

「あぅー……」

 というわけで、主人公、およびそれに類するものはいなくなってしまうのだな。
 この後も、観鈴と晴子の話として続いていくんだけど……。
 さて、僕は一体誰に感情移入して、ゲームを楽しめばいいんでしょう?

「え? えーと……」

 しかもこの後、選択肢はでてきません。
 延々と悲しくなる話を、聞かされるだけの状態になります。
 話そのものは心をうつものなんだけどね。
 母子愛とか。
 観鈴の最後の場面とか。
 非常に心をうつんだけど……これじゃあ感情移入、できないんだよ……。

「でもそれってそんなに重要なの?」

 僕にとっては重要だよ。
 主人公とシンクロするような状態でゲームをするからね。
 これこそが Kanon の方が上だとする最大の理由です。
 Kanon は徹頭徹尾、祐一の視点で書かれてたから。
 シンクロして Kanon の物語を味わうことができたから。

「あぅー、難儀ねぇ……」

 難儀って言うか……ここら辺は人それぞれだからねぇ。
 もちろんそんなのが気にならない人は、AIR の方がいいってなるんじゃないかな?
 何しろ、話の壮大さや、盛り上がりは AIR の方が上だと思うから。
 確実に悲劇のヒーロー、ヒロインって感じになってるし……。
 あ、そうそう、この終わり方自体も、僕はあんまり好きじゃないです。
 確かに一番最後、羽の少女の魂は救われたかもしれないけど、主人公や観鈴がそ
れの犠牲になっちゃあ可哀想過ぎです。
 まぁこの部分も、ハッピーエンドを至上のものとするかどうかで、意見は変わる
んですけどね。



 こんなところかな?
 また何かでてきたら、追記します。
 


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